海外で散骨を行うには?
海外で散骨を行うには?
※各項目は日本に国籍のある日本人のご遺骨(散骨)についてになります。海外国籍の方の遺骨は取り扱いが異なりますので、各大使館や領事館にお問い合わせください。
海外で散骨を行うために準備すること
海外で散骨する場合、骨が粉骨します。海外は火葬の場合、日本より高い温度で火葬するため、骨が残らず遺灰になるため、その遺灰を撒く文化がある所が多いため、その国のマナーに従い散骨を行うためでもあります。また遺骨に土が付着していると検疫で持ち込み禁止品に該当し、海外への持込ができない所が殆どです。遺骨は土がついていない洗った状態で遺骨と解らないように粉骨します。また金属はX線など引っかかる可能性があるので、遺骨に金属が混ざっている場合は全て取り除き、金属製ではない入れ物に納めるとよいでしょう。
遺骨の海外への持ち出し
遺骨を海外へ持ち出す場合、日本の法律では制限されていません。日本から海外に飛行機に乗って、手荷物として遺骨を持ち出す場合、出国時に申請等は特に必要ありませんが遺骨は各航空会社の手荷物ルールに従う必要があります。遺骨に対して記載のある会社もありますが、公にされて居ない会社もあるので、搭乗する前に予め問い合わせて確認をしておくと安心でしょう。
海外への遺骨の持ち込み
アメリカ
アメリカへの遺骨の持ち込みは制限されていません。申請も必要ありません。基本問題ありませんが、荷物の保安検査で質問される場合があるので、遺灰は英語でashなので、「We will scatter his ashes into the ocean.」(私たちは彼の遺灰を海に撒きます)などと答えられるようにしておくとよいでしょう。さらに不安な方は死亡証明書、埋葬証明書などのコピーを念の為、持参されることをオススメします。
(以下、在日米国大使館のページより引用)
また遺体が既に火葬されている場合は死因に関わらず制限なしに米国への輸入が許可されます。遺骨は骨壷または開封可能な容器に入れる事をお薦めしま
す。
オーストラリア
オーストラリアへの遺骨の持ち込みは制限されていませんが、入国時に申請が必要です。申請が面倒な場合には、国際郵便で送ってしまう方法もあるので、そちらを参考にしても良いかもしれません。
(以下、在日オーストラリア大使館より引用)
遺灰の持ち込みに、事前の輸入許可は必要ありません。しかし遺灰を入れる容器に、土などの汚染物質が付着していてはいけません。オーストラリアへの渡航に遺灰を持参する場合、Agriculture Biosecurityへの入国時の申告が必要です。
その場合、渡航前に航空会社またはフェリー会社に連絡するようお勧めします。乗客による遺灰の持込みに関し、会社によっては要件があるためです。
- 遺灰の持ち込みについては、以下のような方法が考えられます。
- 別送品(UPEs)として、または別送品と共に扱い、持ち込む。
- 国際郵便を通じ、いかなる申告もせずにAustralia Postの配達により持ち込む。
- (船荷証券と共に)貨物として輸入し、必要な場合に、オーストラリア税関・国境保護サービス(Australian Customs and Border Protection Service)が申告を求めることなく手続きを行う。
いかがでしたでしょうか。海外にご遺骨を飛行機で運ぶ場合、行き先の国と、各航空会社に問い合わせと確認が必要です。ハワイで散骨を行う場合は、アメリカの項目をご確認いただいた通り、持ち込みに制限もありませんのでご安心ください。また心配な場合は弊社で書類なども作成しますのでお気軽にお問い合わせください。