海で行う散骨と水葬の違い

 

 

 

水葬とは、海や川などの水に遺体を流す葬儀です。現在日本では例外を除き禁止されていますが、インドなどでは現在も行われています。またアメリカで海や川に流さない、最新の「水葬」が注目を集めています。海洋散骨は、海に流すので、水葬のカテゴリと思われている方もいらっしゃいますが、海洋散骨は粉骨した骨を撒く、海洋葬の一種となり、水葬とは別なものになります。

日本の水葬について

日本では刑法190条で死体遺棄罪に該当し隣認められていません。例外として、船員法15条に基づいて、船舶の航行中に船内の人間が死亡した時に、下記条件を全て満たせば船長の権限で水葬を行える場合があります。

 

(船員法施行規則第15条、第16条)

死亡後24時間経過したこと(伝染病以外)

衛生上、船内に死体を保存できないこと。(ただし、船舶が死体を載せて入港することを禁止された港に入港しようとするときその他正当の事由があるときを除く)

医師の乗り組む船舶にあっては、医師が死亡診断書を作成したこと。

伝染病によって死亡したときは、十分な消毒を行ったこと。

本人写真の撮影、遺髪、遺品の保管をし、遺体が浮き上がらない処置を講じた上で相当の儀礼をもって行うこと。

 

アルカリ加水分解によって“液化処理”する水葬

近年アメリカで行われている最新の水葬が注目を集めています。、アルカリ溶液を満たした機械に遺体を入れ、その中で体内のタンパク質や血液脂肪を分解することで、出る液体と、粉末状の骨、歯の詰め物などの金属が残る方法です。アルカリ加水分解は、その手法の研究が進んだ1990年代からスタートし約10年前からは処理用の機械が一般にも広まりはじめました。水葬にかかる時間は、機種にもよりますが、2時間~20時間弱。。二酸化炭素による大気汚染の心配もありません。エコという観点や人体を燃やすということに抵抗のある方にも注目されているそうです。

 

海洋散骨は水葬ではありません。粉骨したご遺骨を撒くため、日本でもハワイでも違法ではありません。ご質問などがあるかたはぜひお問い合わせください。

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