散骨でトラブルにならない4つのポ…

 

 

ライフスタイルの変化に伴い、お墓を持たないという選択をする人が増えてきています。所有するお墓の「墓じまい」を希望する人も増えており、少子化問題、後継者問題や住まいエリアの課題などから、お墓の維持費や管理が負担に感じられる人が多くいます。お墓に代わった葬法として注目を集めているのが散骨です。散骨を行う際、トラブルにならない4つのポイントをお伝えします。ぜひ散骨にしてくださいね。

 

1.散骨希望であることを家族や親族に伝える

自身が散骨をして欲しい考えた場合、その希望をまずは、家族や親戚に伝えておくことが大切です。どういう意図を持って、なぜ散骨をしたいのかということを自身の言葉で周知しておきます。例えば、新婚旅行や家族旅行で行ったハワイの海で散骨をして欲しいこと、また子供がいないので、墓を作る予定がないこと、弔う場所については海を見たら思い出して欲しいなど自身の言葉で事前に伝えることで、残された家族が親族や友人などに、「弔う場所についてどう考えているのか?」、「本当に本人散骨して欲しいと言っていたのか?」などトラブル発生を未然に防ぐことができます。残された家族に余計な負担をかけないように事前に根回しをしておきましょう。

 

2.散骨する場所に意味を持たせる

散骨する場所はどこでも良いのではなく、「家族での想い出の土地」や「慣れ親しんだ場所」など散骨する場所に意味を持たせるようにします。残された家族が故人を思い出しやすい場所なども有効です。またそれがきっかけとなり家族交流の一つである家族旅行に行くようになったなどのケースも耳にします。残された家族が散骨した場所で故人に想いを馳せられる場所を選ぶとよいでしょう。

 

3.マナーを守る

日本で散骨する場合も、ハワイで散骨する場合も同様ですが、遺骨は骨をわからないように粉骨するのがマナーとなり、節度を持った散骨スタイルが求められます。日本の法律では、散骨は禁止されてはいません。遺体や遺骨の処置を定めているのは「墓地、埋葬等に関する法律」ですが、この法律がつくられた当時には散骨が想定されていなかったため、遺骨を撒くことに関する記述はありません。海で撒く場合には散骨しているとわからないように沖合で撒いたり、陸地であれば、他人の土地にはまかないなどが節度を持った対応が必要です。日本では、地域住民への配慮をせずに散骨を行った結果、条例で散骨が禁止されてしまった地域もあります。農作物を作っている箇所で散骨を行えば風評被害が及ぶことも考えられます。マナーを守り、迷惑をかけない散骨を行うことが必要です。

 

4.供養する場所の有無を明確にする

散骨を行う際、様々なケースが考えられます。例えば、

  • お墓+散骨
  • 全て散骨
  • 散骨+手元供養

など、自身の希望や家族の希望を組んだ形を取るようにします。中には本人はお墓はいらないと思っていても、家族や親族は弔いお祈りする場所が欲しいと希望するケースもあります。本人の意向だけではなく親族の意向を汲む形をトラブルを避けることができます。

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